実はこのサイト設立と同時にkanau.ethというENSドメインを取得しています。 今日はこのENSについて、自分の復習も兼ねてまとめ直してみました。

ENSドメインとは?

ENSは「Ethereum Name Service」の頭文字をとったワードです。 ENSドメインとはそれによって作成したドメインになるのですが、簡単に言ってしまえば、現在の一般的なインターネット上のドメイン(.comや.jpなど)のイーサリアム版です。

DNSとENSは似ている

現在の一般的なドメインを管理しているシステムのことをDNS(Domain Name System)と言います。 このDNSはサーバーのIPアドレスに名前をつけて、人が簡単に入力できるようにしています。 そうすることで、このブログのアドレスである「kanau.page」をブラウザのアドレスバーに入力すると、このブログを表示することが可能になっています。

ENSもこれと同様の働きをします。

イーサリアムアドレスはランダムな英数字の羅列になっているため、とても覚えやすいものではありません。 新規の送金においては、かなりの注意が必要になるはずです。 しかしENSを利用すれば、これを簡単に、そして安全に行えるようになります。

例えば、いま「kanau.eth」とmetamask等のENS対応ウォレットの送金先に入力すれば、簡単に僕宛に送金することが可能です。

要はアドレスに名前をつけることが可能になるのです。

新しいアドレスへ送金する際にはかなり緊張するものですが、これが標準化すれば随分と送金が楽になるはずです。

ENSを使ってできること

送金アドレスの代用として

既に述べたとおり、これが1番のメリットです。 読みやすさが全然違うので入力ミスのリスクはかなり減るはずです。

サイトのURLとして

IPFSという次世代のインターネットと呼ばれている技術があります。 これは分散型P2Pネットワーク上で稼働するものですが、分散型ゆえの現行のHTTPにはない特性が幾つかあります。

  • 障害に強い
  • 負荷を分散できる
  • 検閲できない
  • 改ざんできない

既にENSではこのIPFS上に作られたページをドメインに紐付けることが可能になっていて、対応するブラウザ(BraveやOpera)で見ることが可能です。

ちなみに、このIFPSを利用したWEBサイトについての面白い記事があるので貼っておきます。 この方のとある記事が急速に広まり、通常の5000%ものアクセス増加があったにも関わらず、IPFSでの運用だったためか、全く問題なく動作していたという話です。

Hugo and IPFS: how this blog works (and scales to serve 5,000% spikes instantly!)

僕としてはかなり気になる話なんですが、まだIPFSが新しすぎて手が出せていません(汗)

サブドメインは自由に設定可能

ドメインにサブドメインがあるように、ENSドメインにもサブドメインを設定することが可能です。 何個もドメインを取る必要はない訳です。

いまの僕のkanau.ethはウォレットに直接結びつけていますが、wallet.kanau.ethというサブドメインを新たに用意し、そっちにウォレットとしての機能を移動させ、その代わりにkanau.ethをipfs用のサイトアドレスとして使ってしまう。 こういうことも可能になります。

また、このサブドメインについては別に「自分のアドレスじゃないといけない」というルールもないので、

個人ネーム.所属団体.eth

のように、所属を表す使い方もあるかもしれません。

ENSドメインの取得について

ドメイン名は最低3文字となっています。

ENSドメインの取得は先着順です

DNSドメインと同じようにENSドメインも先着順になります。

当初は8文字未満のドメイン名はオークション方式による売り出し方法が取られていましたが、現在では全てのドメインが開放され、すぐに登録することが可能になっています。

手数料

登録には1年毎に手数料が発生します。 4文字以下のドメイン名は急に高額になるので注意です。

  • 5文字以上: 年間5ドル相当のETH
  • 4文字: 年間160ドル相当のETH
  • 3文字: 年間640ドル相当のETH

ドメイン登録に支払われる手数料は何に使われるのか?

この支払われた手数料はENSのコアチームやENSを基盤とする他のチームへの資金提供などに使われるそうです。