ビットコイン、またも100万円突破です。 昨年末は「もう終わりだ…」という声が出てきそうなニュースばかりだったのを思い出すと、随分と景色が変わったと思います。

このブログの半分近くが仮想通貨に関する記事ということからも分かると思いますが、僕もそれなりに仮想通貨は保有していますし、仮想通貨に対してかなりポジティブな考えを持っています。

とはいえ、一般紙含め多くのメディアではあまり良い書き方をされていないのが仮想通貨です。

今週、価格が大台へと戻っていく中、 「どうしてこんなにポジティブに思えるんだろう?」とずっと考えていたんですが、今日はこれについて整理してみました。

仮想通貨ビットコインが誕生した背景をおさらい

「なぜこんなにも仮想通貨にポジティブなのか?」

これをまとめるには、やはり仮想通貨の原始と言うべきビットコインがどのようにして作られたのかをまずは知っておく必要があります。 ビットコイン誕生の経緯ですね。

ちょうどビットコインはなぜ生まれたのか?という良くまとまっている記事を見つけました。 この記事を要約すると次のようになります。

  1. 通貨を発行する権利は最高の権力であり、富そのものである
  2. 基軸通貨ドルはFRB(アメリカの中央銀行)が管理している
  3. FRBの所有者は国家ではなく少数の金融資本家(大銀行)である
  4. リーマンショックが起きた時、大銀行とその関係者は税金によって救済されたが、多くの人々は見捨てられた
  5. リーマンショックを引き起こした原因もまた銀行にあった
  6. サトシ・ナカモトは誰にも支配されていない通貨を求め、ビットコインの論文を公開した

少し付け足ししましたが、こうして並べてみるとかなりインパクトのある内容です。 連続ドラマを作ったら大ヒット間違いなしじゃないですか?

まぁそれはさておき、ビットコインは「誰からも制約を受けない自由な通貨」を体現するために作られたと言えます。

ちなみに、③の「FRBの所有者が国家ではない」という話は僕も初めて知りました。 別のサイトでも似たような記事がいくつかあったので本当なんでしょう。

これについてはドルの実権を握る「FRB」が得ている膨大な利益とは?で詳しく解説されています。 ただ、これについては闇がかなり深そうな気がするんで、あまり触れない方がいいかもしれないですね。

プライバシーとWeb3.0

個人情報を集めていくと、大きな力に変わる

この20年で世の中が随分と変わってしまいましたが、中でもGAFAと呼ばれるIT4大企業(Google、Amazon、Facebook、Apple)は新しい稼ぎ方を発見しました。

それは「個人情報を集めると、とても良いお金になる」ということです。 いま、大きな成功を収めているIT企業というのは、「便利なIT技術を無料で提供する代わりに、大量の個人情報をかき集める」というプラットフォーム戦略をとって成長してきました。

そしてその更に先へ行ってしまったのがFacebookになります。 彼らは「個人情報を上手く使うと、世の中をも操作できる」ということを前回のアメリカ大統領選挙にて公に証明しています。

こうした経緯があるので、世界中がプライバシーについて、かなりピリピリとした雰囲気を漂わせています。

プラットフォームからプライバシーを切り離す新潮流

さて、ここで気になってくるのが、「GAFAが提供しているような便利なITツールは、果たしてプライバシーを保護しながら作ることは可能なのか?」ということです。 答えはおそらく「可能」です。

いまIT業界では5Gが話題ですが、同時にWeb3.0というキーワードも来ています。 そしてこのWeb3.0こそがまさにプライバシーとプラットフォームを分離するという新しい流れになります。

Web3.0を可能にするのもまた仮想通貨

偶然というべきか、Web3.0を可能にする基底技術もまた仮想通貨になります。 但し、スマートコントラクトという機能を持った仮想通貨です。

今でこそスマートコントラクトをもつ仮想通貨は多数ありますが、未だに一番支持されているのは最初にその概念を発表し、そして実装したイーサリアムです。 僕がやっているGodsUnchainedというカードゲームもこのイーサリアムの上に成り立っていまし、DeFiと呼ばれる分散金融というジャンルも目立ってきています。

当初はこうした実体をもつアプリが存在していなかったため、全てが詐欺のような扱いを受けていた仮想通貨なんですが、このような実体・実業を伴ったイーサリアムの利用が昨年あたりから増えてきています。

データの管理は中央で一括管理よりも分散させた方が良い

ここまで見てきたように、通貨だけでなく、アプリケーションの世界においても仮想通貨という存在は目立ってきています。

これらに共通していることは、お金やデータを管理する中央的な主体が存在するかどうかということです。 これらが存在するシステム構造を中央集権と表現するのですが、こうした構造は歴史的にはかなり古く、その反対である自律分散という概念はビットコインの登場で注目を浴びるようになりました

そして、こうした自律分散化の流れは、プログラミングの世界では一足先に実現しています。

プログラムコードは既に分散管理が当たり前

プログラムコードというのは複数の開発者が管理するので、バージョン管理システムを使って開発を進めるのが一般的です。

このバージョン管理ですが、10年ほど前はSubversionというツールが支配的でした。 そして現在はGitというソフトです。

この2つのソフトの大きな違いは、前者には中央に絶対的なサーバーが存在していることです。 そのため、もし中央サーバーに何らかの不具合が生じ、データが消えるようなことがあれば、最悪の場合、復旧することができなくなるということがありました。

しかし分散化の概念を取り入れたGitにおいては、こうしたことは問題にならないのです。(詳細は長くなるので省きます。)

仮想通貨は正統な進化なのでは?

僕は経済の専門家でもITの専門家でもないのですが、それでもそれなりに勉強してきた結果こう思うようになりました。

「もしITで起きている変化が正統な進化であるならば、それ以外の領域においても適合する可能性が高いのではないだろうか?」

繰り返しますが、ITで起きたことは、分散化によって障害による耐性が向上し、その結果プログラミング効率が向上し、プログラムの質の向上につながりました。 これと同じように、通貨やそれ以外の領域(アプリケーションなど)においても、表面的な変化に留まらないポジティブな変化が起きるような気がするのです。

まとめ

随分長くなってしまいましたが、ようやく整理できました。

  1. 中央集権的な問題が噴出していること。
  2. 今よりずっと前に自律分散化によって成功したプログラミングの世界があること。
  3. そして、この自律分散化が通貨やアプリケーションの世界へと広がろうとしている動きが既に存在していること。

こうした一連の流れが見えて来ているため、たくさんの否定的な意見があるにも関わらず、一貫して仮想通貨にポジティブで居られるんだと思います。 もちろん考えが間違ってる可能性もありますけどね。

ただ間違いなく言えることもあって、それは仮想通貨の価格の動きについてです。 本当に難しいですw