グラフィックはゲームの楽しさに影響しないのか?
昨年の11月末頃からSteamでゲームをやるようになったんですけど、なんか不思議なんですよね。 近年の新しいゲームに対する期待値が高すぎたのか、とにかくモヤモヤばかりが残って仕方ないこの頃です。
まぁ、単に僕の好みが一般的な水準からかなりズレちゃってる可能性も否定できないですね…
3D酔いが酷かった
なんていうのかな。 昔と比べれば信じられないほどグラフィックが進化していて、世界観が詳細なところまで表現できているのに、不思議とそういう作品に限って恐ろしく楽しめなかったりするのね。 面白くない訳じゃなくて、楽しめない。 そして、それが顕著なのがTPSゲームです。
僕の場合だけかもしれないですけど、TPSになると、FPSではあまり感じたことのなかった「3D酔い」という現象が起きやすくなるんです。 こうなると、どうしてもゲームに没頭するのは無理ですよね。
3D酔いはポリゴンの時代からありましたけど、どんなにグラフィックが進化していても、なくならないっぽいですね。 むしろ年齢を重ねてしまってるから、体感では悪化しちゃってるし。
今後3Dグラフィックのゲームをやるとしたら、僕の場合はFPS一択になりそうです。 ただ、コンシューマー向けのゲームってTPSが多いんですよね。
テイルズとドラクエを比較する
ちなみにRPGゲームでの比較をすると、最初にやったテイルズオブヴェスペリアはカメラワークが存在していなかったんで、3D酔いは起きず、ゲームに集中することができました。 最初はカメラを動かせないことに戸惑ったりもしたんですけど、案外これが正解だったのかもしれないですね。 適度な歯応えがありながらも、テンポよくストーリーが進んでいくんで、エンディングまで一気に駆け抜けることができました。
逆にドラクエ11sはというと、問題となるカメラワークがとにかく「酷い」の一言で、探索自体がストレスになるレベルでした。 なので体験版クリアまでやった段階で切り上げです。 ゲームバランスも全体的に緩和されすぎてて、設定で弄らないと微妙でしたしね。
代わり映えのしない日本のゲーム
テイルズやって感じたことは、基本的なシステムは変わってないということ。 ベース自体には大きな変更はなくて、その上にフルボイス化や豊富なアニメーション、全体的なグラフィックの向上が乗っかったという感じですよね。
確かに洗練された感じはしたけれど、ゲームとして進化しているのかは正直分かりませんでした。 Steamのカタログを見ていても、日本メーカーの出すゲームはほとんどが昔の延長線上にあるものばかりで、どこか新鮮味にかけています。
ソシャゲとかリメイクみたいな楽して儲かるタイプの商売ばかりやってないで、そろそろ新しい風を巻き起こして、日本の本気を見せてほしいなーとか思っちゃいました。
内容あってのグラフィックだよね
想像以上に楽しめたゲームの多くは、どちらかというとグラフィックの弱い作品群にありました。
Steamにはインディーズのゲームが多いんですが、こういったものの多くはメジャーなパブリッシャーからの作品と比べると相当安い価格で売られています。 セール期になればその割引率もなかなかのもので、1000円以下なんてのもザラです。 当然グラフィックは劣ってるものが多いです。
つまり、インディーズ系はそうした「安さ」が売りの一つでもあるんですが、今回実際にやってみて面白いと思えたゲームは、不思議なほどにほとんどがここに該当していました。 少し残念な気持ちになりましたね。
で、考えたんですけど、こうなってしまう理由は結構明確だと思います。 大手パブリッシャーはグラフィックに力をかけている一方で、インディーズはお金がない分、アイディアで勝負しているような印象を受けましたから。 ボイスや背景グラなどのゲームの本質とは遠い所ばかりを追求している大手作品と、面白さのみを一点追求したインディーズ作品。 この両者の違いがモロに出ちゃってるんでしょう。
そういう点では、Cities:Skylinesはシムシティ4を完全に進化させてきてるから大ヒットしてるんでしょうね。 グラフィックばかり良くしてもダメなのはシムシティの最終作が売れなくて、Cities:Skylinesが売れたことを見れば一発で分かりますから。 Undertaleに至ってはゲームボーイレベルのグラフィックなのに、ストーリーやBGMと物凄くマッチしていて、不思議なほど嫌にならない。 スイッチに移植されてもバカ売れしてるのを考えると、やっぱりユーザーはグラフィックだけを見てるわけじゃないってのがよーく分かります。
気のせいですかね?
この冬プレイして面白かったゲーム
「来年あたりグラボの強化を!」とか言ったことがありましたけど、現状のままで十分かも。
以上、今日はこれにて!