アクアリウムを始めて間もない頃、活性炭を買っていた自分を思い出したので、今日は流木とアク抜き絡みの話を。
活性炭は使わなくても問題ない
活性炭を使うと、茶色がかった水も透明になります。 ほんとにスキッとした水になります。 効果の程は確かです。 でも僕はもう使ってません。
なぜなら定期的な水換えを続けていれば、そこまで気になる様にはならないことが分かったから。 しかも一般的にアクが気になるのは水槽立ち上げ初期だけど、実はその頃が一番頻繁に水換えする時期でもある。 後から流木を追加する場合を除けば、どうしても活性炭が必要なシーンというのは意外と少ないように思うんです。
そもそも流木のアクには生体にとってはメリットのある成分が豊富に含まれています。 誰かに水槽を見せるといった予定がない限りは、積極的に流木を入れる意義はそこまでないように感じてるんですね。 活性炭も使い続ければ結構いい金額になっちゃいますし。
流木は必ず煮沸せよ!
流木自体の煮沸は絶対にします。 絶対です。 煮沸することで初期の過剰なアクを可能な限り排出するだけでなく、殺菌効果によって水槽に入り込んで困るものを事前にカットできるからです。 後々のことを考えれば面倒でもやっておくべき、ということです。
とはいっても煮込みすぎると流木がボロボロになって使い物にならなくなるんで、煮込み過ぎには注意。 僕は1時間を上限として、弱火でグツグツやってます。 でもまぁやってみると分かると思うけれど、仮に1時間煮込んだとしても、アクは依然としてめちゃくちゃ出ちゃうんですけどね。
ということで、煮沸の目的はアク抜きといより殺菌がメインと考えるべき。
流木と黒髭苔の関係性
ちなみにですが、ある程度時間が経つと生えてくる「黒髭苔」は、おそらく流木と反応している気がします。
というのも、なんでか分からないんですけど、僕の管理している水槽内で黒髭が生えやすい場所はぶっちぎりで流木なんです。 流木以上に溶岩石が入っている環境なのに、黒髭が生えている箇所はほぼほぼ流木で、それに次いで多い箇所が流木に近い溶岩石。 黒髭の主因はリン酸って話ですけど、これはもう流木から滲み出てくる物質に何かしら影響を受けていると考えざるを得ない。 まぁだからといって流木を捨てる訳にもいかないんですが。 やっぱり流木と活着系水草の組み合わせは便利ですから。
ということで、簡単にできちゃうアク抜きだけは是非やっておこうよ!という話でした。 もし水槽立ち上げ前であれば、流木を使わないレイアウトを考えてみるのも面白いかもしれないですね。
以上、今日はこれにて!