先々月あたりまで水質は主にPH試験紙とTDS計を使って、なんとな〜くでやってきたんですけど、育つ水草と育たない水草があまりに顕著に現れるので、ちゃんと調べてみようと思ってツールを揃えた時のお話。 調査対象はTDS・PH・GHの3つです。

PH試験紙はあてにならない?

まず最初に取り掛かったのがPHです。 先に説明したように、これまで試験紙でやってきた訳ですが、これがどうにも分かりにくい! しかも湿気にやられてしまったっぽくて、CO2を添加している水槽とそうでない水槽とでPHの変化が全く見られないというね…

まぁそんな訳で新たに用意してみたのがデジタル式のPH計で、僕が選んだのはアペラ・インスツルメンツ社から販売されているPH20という入門機になります。 これで計測したところ、CO2添加していない水槽は7.2を示し、添加している水槽は6.2という結果になりました。

思った通り、明らかな違いが見られました。 試験紙はもう使い物にならない状態の模様です。 まだ購入して1年ちょっとなんですけどね(汗) 試験紙タイプは厳重に密封しとかないとダメなのかもしれません。

液肥添加前と後での水質を計測してみた

ウチでは水槽の水として、クリンスイからの浄水を使用することにしています。 実際に使用する際には、その浄水に事前に決めた比率で液肥を入れ、毎回一定の水質になるように調整しているんですが(元の水道水自体の変化を除いて)、その時のデータが次の表にになります。

浄水 調整後
TDS 65 67
PH 7.0 7.2
GH 2.5 3.0

何回か繰り返してデータを取ったんですが、液肥を入れるたびに全体的に数値は上がっていきますね。 まぁ当然っちゃ当然なんですけど。 でもTDSよりもPHとGHの伸びの方が断然大きかったのが印象的です。 もしかしたら使う液肥によっては、このあたりの特徴は異なるかもしれないですね。

GHを測ることにした理由

液肥の調整比率が現在のものに至る前、色々なブログや解説を読んでいく中で、TDSの値を参考にするのが良いという話がありました。 しかしその通りにやってみたところ、GHが9にまで上昇しちゃいまして… なかなかの硬水なんですよね。

もちろん最初はGHなんて全く気にしてはいなかったので、このことには一切気づかず、いつもの様に使ってしまっていたんですが、ある程度時間が経つとロタラの成長が止まったり黒髭が出てきたりして、水槽内の調子が崩れ始めたんです。 今思えばパールグラスだけはめちゃくちゃ調子が良かったので、明らかに硬水のサインは出てましたが(汗) 水草の多くは軟水のほうが育つし、苔も軟水のほうが出にくいという事は一応理解していたつもりでしたが、「そもそも日本の水は軟水なんだから〜」と全く気にせずにスルーしてしまったのが敗因ですね。

まぁこういう失敗を経たのもあって、TDS単独で液肥の量を決定するのは難しい、というか間違ってるようにしか思えてなりません。 なにより「TDS値をどのくらいにするのが適正なのか?」という疑問が残りますから。

で、じゃぁどうするの?ってなる訳ですが、結局のところ水草水槽において絶対的に重要なのはGHとPHだと思うんですよね。(できればKHも測ったほうが良いんでしょうけども) なので、これらを育てる水草に適した数値に合わせるのが正解であって、僕の場合はとりあえずGH3あたりで、PHはなるべく上げないことを目標にしています。 あとは水草と苔の調子を観察して、適宜調整ですね。

液肥添加のタイミング?

液肥については現状こんな感じでやってますが、それでも悩みが無いわけではなくて。 というのは、液肥は水換えのたびに入れるのが良いのか、それとも毎日極少量ずつ入れていくのが良いのか、という2つの考え方についてです。

普通に考えると、毎日適量を入れられれば恐らくそれが一番良いはず。 過剰に入れると苔の元になるってのは想像に容易いですから。

でも適量を入れるにはちょうどいい量が出てくれるプッシュポンプを見つける必要があるし、また、異なるサイズの水槽が幾つかあると、水槽ごとに比率等を割り出していく必要があるだろうから、物事が一気に複雑化しそうなのが予想されます。 このせいでどうにもなかなか手が出せないでいる状況です。

毎日1プッシュとか言ってる人は結構いるものの、このあたりついて触れた説明ってほとんど見ないので、モヤモヤしっぱなしな僕です。

CO2添加しないとアルカリに寄ってしまう

既に示したように、ウチで使っている調整後の水のPHは7.2で、CO2添加をすると6.2にまで下がります。 逆に言えば、CO2添加をしないとアルカリ寄りの水という訳です。

CO2添加を始める前、やたらと苔で困った理由はこれだったんでしょうね。 水草水槽でCO2添加が必須と言われることが妙に腑に落ちた瞬間でした。

使用したアイテム

TDS計

メンテナンスが簡単なので気軽に使える。 一番重宝してるアイテムかも。 水に溶けている物質量を測定しているので、水が汚れたり、液肥を添加したりすると数値が上昇します。

PH計

中国製のチープなPH計が多い中、異彩を放つメーカーがアペラ・インスツルメンツ。 本当かどうか分からないものの、1991年創業で世界50ヶ国での販売実績や有名研究機関での利用実績を謳う、かなりしっかりしてそうなメーカー。 本部はアメリカのオハイオ州とのこと。 海外レビューも高評価が多い。

アメリカ製にしてはかなり珍しく、開封直後は「日本製かな?」と勘違いさせられたほど、説明が丁寧かつセット品が充実しています。 使い勝手については、この手のアイテムは始めてだったので校正のやり方を理解するまでに時間が掛かった点を除けば、さほど気にならず。 ただセンサーに当たるガラス電極という部品はかなり繊細なモノのようで、純水での洗浄が必須だったり、定期的な校正が必要だったりと、TDS計のように気軽に使えるアイテムとは言えなさそう。 現時点ではこれだけが気になった点で、数値の精度についてはアクアリウム用途としては十分かと。

GHテスター

セラ社の商品は品質が高くて好き。