かねてよりダイキン推しの僕です。 カビに強いエアコンの選び方 僕がダイキン製エアコンを選ぶ理由という記事が当ブログの人気記事となっている訳ですが、時間の流れで僕の中でのおすすめモデルが大きく変更されそうです。
そもそものキッカケはエアコンの買い替えを検討する機会がありまして、それで他社も含めて再調査することになったんですが、久しぶりに製品仕様でワクワクしました。 知らない間にかゆいところに手が届く的な改良がなされていて、「もう迷わない」と言うか、「迷う理由すら見つからないよね」状態に思える仕様なんですよ。
とりあえず結論から言うと、うるさらX一択じゃないですか?
ちなみに懇意にしているショップが在庫不足に付き購入できなかったので、これはあくまでもスペック上での話になります。
これまでの内部クリーンにまつわる悩み
ダイキンのエアコンに買い替えたのが確か2018年頃。 色々考えた末に購入したのはCシリーズという、まぁ最低限必要な機能が揃っている上に一番安いシリーズです。 内部クリーンとか自動清掃とか、今では必須といえる機能が装備されてるシリーズと言ってもいい。 ただこの内部クリーンって機能には少し困った特徴もありまして…
使ったことがある方は分かると思うんですが、エアコンが一番必要とされる梅雨から夏場の時期との相性が最悪なんですよ。 これは使ってみるまでは分からなかったし、当時は他に選択肢もなかったので、昨年までは「こういうものだ」と気にしないようにしてたんですね。
ちなみにどう最悪だったのかと言いいますと、内部クリーンを実行すると結果として室内の湿度が急上昇してしまうんです。 内部クリーンっていうのは、熱交換器などを乾燥させて「カビが生えないようにしましょうね」という感じの機能なんですが、この乾燥させる段階で室内の湿度が急上昇してしまうという残念な機能でもあったんです。 なので就寝前にエアコンを切りたくなったとしても、そう簡単には切れない状況に追い込まれる、みたいな。 そうしないとせっかくスカッとさせた部屋が、途端に湿度70%オーバーのジメジメ空間へと変貌しますから。
それでどうしていたのかと言うと、設定温度を少し上げて、とにかく朝まではONのままで運転しておき、起床と共に窓を開けて換気する、みたいな感じで運用してきました。 テレビでは「夜もエアコンを〜」と声高に言ってますんで、何も問題ないように思えるんですが、僕的にはちょっとキツイというのが本音でした。 逆に体調崩しますから。
うるさらXがおすすめな理由
排気換気という唯一の機能
ちょっと不謹慎かもしれないんですが、これはコロナになったからこそ起きた進化だと思うんですよね。 換気が重要視された結果として、現在のダイキンの上位シリーズには換気機能が新たに搭載されたんだと思うんで。
中でも重要だと思うのが、うるさらXのみに付いている排気換気という機能です。 これは先程の内部クリーンによる湿気問題を完全にクリアにしてくれる機能で、「なぜ今までなかったのか」という疑問すら湧いてくる程に重要な問題だと思うんですが、ここに来てついに解決したと。 そもそも排気換気は内部クリーンのために用意された機能ではないみたいなんですが、内部クリーン時にも適応できるようになっているのは「さすが」と言いたい。
この換気機能が付いたことによって、コロナ対策はもとより省エネ性能が上がったことや冬には無給水加湿ができるようになった点が嬉しいポイント。
トータルコストは実はそこまで高くない?
うるさらX(Rシリーズ)はダイキンのフラグシップモデルなんで値段もかなりお高くなってるんですけど、中身の違いによって、消費電力はCモデルよりも30%近く低くなっています。 つまり、長く使えば使うほどその差は消えていくことになる訳です。 特に昨今はエネルギーコストが高騰しているんで、その影響はかなり大きいです。
まぁ初期費用の方はCモデルと比較すると+50%とかなり上がってしまうんですが、それを高いと見るか安いと見るかは、考え方次第でしょう。 というのも、ランニングコストの話もそうですけど、使われている部品の質や使える機能が全然違うから。
正直夏場しか使わない僕にとっては要らない機能の方が多いので、これまでだったらCモデル以外考えられなかった訳なんですけど、今回の仕様変更によりうるさらXを買わない理由が逆に思い浮かばない状況です。
その他ハイグレードな機能について
Cシリーズと比べて改良されているポイントの中から、特に実感できそうな機能についてや、気になる部分についても触れておきます。
まずは防カビに関わるもの2つ。
- セルフウォッシュ熱交換器
- 防カビ加工ファン
どちらも防カビ性能の向上につながって良き。
次に冷房。
- さらら除湿
- プレミアム冷房
単純な除湿と違って、状況によって適切な湿度コントロールをしてくれるようになる模様。 除湿は冷房の設定温度を基準にして動作してるらしいんで、寒すぎる時は冷房温度を上げて対応してきたんですけど、そういう正しく動作しているのかもよく分からない状況が改善されるのは素直にイイですよね。
そして暖房について。
- 無給水加湿
- 垂直気流
これらはどちらも冬場の乾燥を感じにくくするための機能ですね。 無給水加湿は加湿器を追加で置く必要もなくなるだろうし、加湿器にはマストだった給水する手間も不要になると思われるので、「冬場もエアコンをガンガン使うよ!」って方にはかなりポイントが高い要素のはず。
まとめ
今回は「うるさらX」推しの記事で、これまでの機種では当たり前だった”内部クリーンにまつわる問題点”から始まりました。 そしてそれを解決するのが排気換気機能であって、長らくCシリーズを推しまくってきた僕が、初めてうるさらXを選択する意義が生じたし、その価値も大いにある、という風に考えが大きく変わった点について述べました。 また、この考えの大きな援軍となりうるのが今の社会情勢であり、円安やエネルギーなどの資源高、そして製品自体の総合力という3つの面から考えていくと、高級機ながら実はかなりオトクな買い物になるんじゃないのか、という形で締め括りました。
とりあえず現時点ではこんなところです。
以上、今日はこれにて!