僕の想像通りBraveを使う人が増えてきているようです。 そこで今日はいつもと趣向を変えて、「このままBraveがブラウザのシェアを伸ばしていったら何が起こるのか?」について考えてみました。

まずオンライン広告が大きく変わります

BraveはWEBブラウザです。 しかも、ただのWEBブラウザではなくて、かなりプライバシー保護を重視したブラウザで、高性能なアドブロックが標準装備されています。 しかし、それだけではありません。 このBraveの中枢には新しい広告システムが埋め込まれているのです。

Braveの広告システムはBrave Rewardsという名称で、Braveのオプション的なポジションに位置づけられています。 基本設定ではOFFで、いつでもONに変更することが可能です。

Braveの広告戦略の基本姿勢ですが、付属のアドブロックで既存の多くの広告を削除していく一方で、プライバシーに配慮したBrave独自の広告を配信する仕組みになっています。 つまり、WEBブラウザと広告システムの融合です。

このプライバシーに配慮した広告は、既存の広告システムの多くが行っている「ブラウザの閲覧履歴等の個人データを収集すること」に対してのアンチテーゼとなっています。 早い話、Braveでは外部にデータが漏れない仕組みになっているので、ユーザーにとってはプライバシーの保護データ通信量の圧縮が見込めますよ、ということですね。

僕は広告業界の人ではないので、これについての是非は省きますけど、結果的にはほとんどの一般ユーザーにとってはメリットが多いのが事実だと思います。

javascript駆動の広告は駆逐されるかもしれません

ほとんどの個人ブログではGoogleアドセンスを導入します。 やっぱり他のアドネットワークと比べると圧倒的に単価が高いですからね。

でも、こういったアドネットワークによる広告は基本的にBraveのアドブロックで消されてしまうのが実情です。 それもこれもBraveのTwitterやブログを見ればすぐに分かります。 Braveは間違いなく対Googleという目的で作られたブラウザです。

そしてこの影響はアドネットワークに限った話ではなく、javascriptによって動いている多くの広告システムも同様です。 これらはBraveが普及していくことでかなりやりづらい時代が来るでしょうね。

Javascriptを使わない広告としての「アフィリエイト広告」

一方でAmazonアフィリエイトについてはBraveの影響を受けることはなさそうです。 なぜなら商品紹介ということで単純に送客しているだけですし、余計なjsの埋め込みがないからです。

Braveが普及しきった時代の個人ブログの収益化を考えると、現時点ではBrave Rewardsによる広告&アフィリエイト広告が基本戦略になるような気がしています。

Braveで仮想通貨はクリーン&身近な存在に

色々と事件が重なって「怪しさ」が先行してしまった仮想通貨ですが、Braveが普及するに連れて、そういったマイナスなイメージが薄まっていく可能性が高いです。

なぜそう思えるのかといえば、オンライン・ショッピングが辿った歴史を思い出せばすぐに分かります。 初めてオンライン・ショッピングが登場した時も、「怪しい」「危ない」が普及を妨げたキーワードです。 しかし今では誰も彼もがAmazonで買い物してます。 仮想通貨もこれと同じような流れを辿ると想像できます。

Braveは仮想通貨BATを一般ユーザにも配布するという全く新しい形の広告システムを内包しています。 こうした形で多くのユーザーが仮想通貨に触れる機会が増えれば増えるほどに、仮想通貨への抵抗がなくなっていくのは自然な考えですよね。

Braveが起点となりイーサリアムが普及していく可能性も

仮想通貨BATはイーサリアムのトークンです。 イーサリアムにはKyber Networkのようなスワップ系の取引システムが複数ありまして、ボタン一つで瞬時にBATからイーサリアム、あるいはBATから別のイーサリアム系のトークンへと交換できるようになっています。 イチイチBitFlyerのようなチャート画面のある取引所へ送金する必要がないのです。 そしてTrustやImTokenのようなスマホ向けのウォレットアプリには、これらがすぐに使えるようにとアプリ内に用意されています。

このため、BATを得たユーザーがイーサリアムに馴染んでいくのも容易に想像できます。

昨年からDeFiやゲーム関連の本格的なプロジェクトが出てきているので、ただの投機ではなく、ユーザーのイーサリアム内での活動を後押しする可能性は高いと思っています。

まとめ

「Braveがこのまま普及していった世界」で最初に起こることは、①広告業界の変化と②一般ユーザーの仮想通貨への認識の変化だと思います。 そして、これを後押しするのが魅力的なイーサリアム内プロジェクトとなりますが、その最初の流れを生むのは現段階ではオンラインゲームになる気がしています。

理由はいまのゲームデザインには問題が多いことと、e-sportsという言葉が出てきたようにゲームに対しての認識が変わりつつあるという今の時代性からですが、今日はここまでにしておきます。